オゾン層を破壊するCFC類(完全塩素化フロン)は全廃されました。
1986年以前はエアゾール製品にもこうしたCFC類が幅広く使用されていましたが、現在はLPG/DMEに置き換わっています。
しかしながら不燃性が必要な分野や、原液の比重・相互溶解性の点から代替フロンが引き続き使用されている分野があります。当社では、全ての噴射剤をお届けするという観点から、現在考えられる最善の選択、 「HFO-1233zd」「HFO-1234ze」の採用を積極的に勧めています。これらは、オゾン層破壊をしないことはもちろん、全てのフロン類の中でも飛びぬけて温暖化係数が低く、光化学スモッグの原因となるVOC(揮発性有機溶剤)でもありません。
「HFO-1234ze」は、法律上は特定不活性ガスに分類されます。引火・着火しにくく、燃焼力も小さいため、現在使用されている代替フロン類から、さらに環境負荷を低減させる非常に有効な方法として注目されています。 |